見た目はおっさん、中身もおっさんの漫画紹介

漫画、アニメ、ニュースが気になる普通のおっさんが漫画を独断と偏見で紹介します。

【第18作】 空挺ドラゴンズ  著者:桑原大矩 ※連載中

さぁ、第18作目は 空挺ドラゴンズ!!

 

ちょっと、メジャーじゃないけど話題になっている作品!!空挺ドラゴンズ!!アニメ化もされましたよね!!

ちょっとアニメは手抜き感がすごいというか、この時期、はやりのCGアニメ感が・・・。違和感というかなんというか・・・。

 

この漫画はたまたま、本屋で発売直後の特集コーナーで知り、手に取った運命的な出会いの漫画でもある本作!!完全ノーマーク作品!

 

さて、「空挺」とあれば勘のいいひとは・・・。この人また、戦争物?と思うかもしれませんが・・・。「勘のいいガキは嫌いだよ!!」といいつつ、戦争物ではありません。

世界観は、ドラゴンと言っても、ハリーポッターとかのほかの作品で出てくるような火を噴く翼のあるトカゲのようなドラゴンではなく、作品内では「竜」と呼ばれる空に住む動物の扱い、主人公たちはそのドラゴンを「捕龍」と言って捕まえて、解体して食用や、工芸用、または工業用の素材として売りさばいて生計を立てる職業集団!!

現実世界の・・・。ヨーロッパ諸国の捕鯨に似た感じですね・・・。

なぜここで日本の捕鯨と明確に分けたかは、油・・・。つまりは鯨油の問題で、ヨーロッパの捕鯨は多くが鯨油目的であり、ランプなどの燃料やせっけんの原材料になったりしていたそうで、対する日本は食用が主な利用方法で骨やひげなどは工芸品の材料だったそうです。本作ではどちらの要素もあるけど・・・。

 

本作では、飛行船のような船に乗って様々な町を旅しながら、色々な竜をとっては、食べる!!というなぜか、まかないのレシピ付き・・。。あれ料理漫画(グルメ漫画?)だっけ?と錯覚する漫画です。

竜肉なんてないからまあ、牛や豚に変換すれば現実でも再現可能なレシピですけど・・・。

 

作画は、写実的ですが、少し線の多い感じ、その線で素材や雲(空の話ですし)の味が出ている感じがまた、いい感じなんですけどね。

特に船での生活感、いいですね。あの狭さと小汚さ!!、そして白黒の画なのに、食欲そそる食事風景!!この作品見ていると呑みたくなるんだよね・・・。

 

集団生活っていうのも、体育会系出身のおっさんにはとっても懐かしい感じ!!食堂のガヤガヤした感じとか、下っ端の扱われ方とか・・・。んんん、なんか懐かしい!!

すごいのがこの作品、モブが基本いないんです。というか、船乗りはもれなく全員名前と経歴があり、話が進む中で、メンバー全員の過去や、背負っているものが見えてきて、さらにリアリティが増す印象です。

 

現在11巻、少し大きな話しに突入している作品ですが、今後の展開も楽しみないい漫画です。

 

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