見た目はおっさん、中身もおっさんの漫画紹介

漫画、アニメ、ニュースが気になる普通のおっさんが漫画を独断と偏見で紹介します。

【第35作目】 衛宮さんちの今日のごはん 原作:TYPE-MOON 画:TAa

35作目は、「衛宮さんちの今日のごはん」

最近は、ブログの更新をさぼりまくってましたが・・・。久々に更新しようかと・・・。

この前は軍事物もやったので、今回は「ほっこり系」の漫画から・・・。

知らない人からは、「衛宮(えみや」さん」ってだれ?と聞こえてきそうなタイトル・・・。

本作はまぁ、少し前に流行だったようなグルメ系の漫画です。

 

本作の設定としては、Fate/stay nightという、もとはゲームシリーズからの派生作品で、アニメ、漫画、映画と幅広いコンテンツになっている作品です。

魔導士、サーバント(英霊)、バトル系という要素の根強い人気のある作品のさらに外伝という・・・。

でも、本作は原作知らなくても、まぁ読める作品に仕上がってますね。かくいう私も原作はそんなに・・・ゲームもやったことないし。。。

私はアニメから入った口で、あまり原作というのも詳しくなくて・・・。あっそういえば。この外伝もアニメになっていたような・・・。

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原作の主人公格の衛宮士郎という男子高校生がまぁ、料理上手という設定で。。。

その衛宮さんちの毎日のご飯が描かれているという原作からはかけ離れた世界観ではあるものの、かわいらしいほのぼのほっこりとした時間が流れる漫画です。

 

特に、高級や特別な料理などが出てくるわけではなく、イベントごとの季節の料理や、どこか懐かしさを感じる一般的な家庭料理が出てくるので、ある意味親しみが持てる展開!!

そしてなんと、この漫画、レシピ漫画としても使える!!

作品の中でも調理中にセリフとして手順を言っているし、図になって説明も知れくれる・・・。一人暮らし初心者にも安心のレシピ本だ!!

各話のあとがきにも、レシピ(分量)とかもまとめられているので、とっても参考になる!!特に独身の皆様!!

 

そしてこの漫画、呼んでいると無性にその料理が食べたくなる・・・。

ちらし寿司とか、ハンバーグとか・・・。サンドイッチとか・・・。

作画は、作風に合ったほのぼの系のタッチで、なんとなく温かさが感じられる作画で、鉛筆タッチの、線も丸く優しい作画でありながら、写実的に背景も掛れているので、状況が分かりやすく読み込める作品です。

 

とにかく、読むのをお勧めしたい漫画ですが、空腹時には読むことを避けたほうがいい漫画です。

 

Page 1

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【第34作目】 明日の敵と今日の握手を 原作:カルロ・ゼン 画:フクダイクミ ※連載中

34作目は、新しめの作品から「明日の敵と今日の握手を」

[フクダイクミ, カルロ・ゼン]の明日の敵と今日の握手を【電子単行本】 1 (ヤングチャンピオン・コミックス)

この作品は、2巻発売時に店頭で気になり、そのまま購入したら、面白かった!!最近購入では一番の当たり作品!!

 

原作者は、「幼女戦記」や「テロ―ル教授の怪しい授業」のカルロ・ゼン

現実世界の構図をうまく取り入れて、現代の問題などをわかりやすく表現されていて、あっ、モデルはこの国だなっとすぐにわかる感じも読みやすい作品が多い印象です。

漫画版はまだ連載中で2巻までまだまだ連載中の新刊です。

 

本作は、WW1に似た構図の世界観、ドラゴンフライ皇国は日本かな・・・。

世界観は、協という同盟(イギリスやフランス)と、皇帝同盟(ドイツやオーストリア)とが戦争中という中で、外交という分野を軍人(駐在武官)という立場で、見ていくとても斬新な設定が面白い!!

※ 現代の日本では駐在武官も観戦武官も?という状態ですしね・・・。あっ駐在武官の代わりは「防衛駐在官」という制度あありますけどね・・・。

 

駐在武官・・・。

在外公館に駐在する軍人(武官)で、軍事に関する情報を収集や、各国の軍人などと交流する軍人と、外交官の両方の身分を持った役人

観戦武官・・・。

現代では、あまり聞かなくなったのでいないかもしれないが、WW1ぐらいまでは戦争当事国に申し入れて、戦場の情報を収集するために派遣される軍人。場合によっては戦闘を行う軍艦にも同乗していたとか・・。

日本では有名なのは、「坂の上の雲」の主人公の秋山真之米西戦争に観戦武官として派遣されていたそうですね。

 

さて軍事となるとすぐに脱線してしまいますが・・・。

本作では、さらに、外務省(大使など)と軍部(陸海軍)との立ち位置や、陸海軍の派閥争い、駐在国の諜報機関との関係、その国の情勢調査の方法など、なるほどなと思うようなことがとても細かく描かれていて面白い要素でもありますね。

 

また、登場人物が癖が強い!!外交というある意味個人の感情を捨てた冷静な判断が求められる世界で、癖の強い軍人と、その副官(少し人間味がある??)の掛け合いや、心の声がまたこの作品の扱う話題の難易度の中にコミカルさがあり面白さでもある。冷静に他人を追い込む感じ・・・。一度でいいからやっ・・・ゲェフンげぇふん・・・。

※「悪魔に魂を売る」というのがよくわかる作品です。自分は巻き込まれたくはない・・・。でも周りから見ていると面白い・・・。

 

作画は、写実的よりも、印象的な作画で、背景線も多いので少し暗めではありますが、感情や心情もコマ割りで個別に描かれていたりしてとても読みやすい作品です。

軍服も監修している方もいるそうで、ミリオタからすると見ていて面白い!!

 

日頃は見えない世界を見れるいい機会だと思って、手に取っていただけると幸いです。

 

[フクダイクミ, カルロ・ゼン]の明日の敵と今日の握手を【電子単行本】 2 (ヤングチャンピオン・コミックス)

1巻

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【第33作目】 とある飛空士への追憶 原作:犬村小六 画:小川麻衣子

第33作目は とある飛空士への追憶

 

犬村氏の同名ライトノベルが原作のコミカライズ版!!巷では「とある飛空士・・・シリーズ」とでもいうのですかね!!「追憶」「恋歌」「誓約」とかできれば全部映像化してほしい・・・・。頼む制作会社さん!!

(「とあるシリーズ」だとほかの作品と混同しそう・・・。)

[犬村小六, 森沢晴行]のとある飛空士への追憶 (ガガガ文庫)

【原作URL】

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私は同名のアニメ映画から入った口なので、原作は読んでないんですがね・・・。

映画がよかったんですよ!!

※ネットでの映画の評価は分かれるんですけどね・・・。私は好きですよ!!

 

独自の世界観!!設定が斬新で海洋中心の世界に、現実世界の一昔前の西洋と東洋に近い関係性の神聖レバーム皇国と帝政天ツ上の戦争(中央海戦争)や、人種差別(混血)、身分違いの恋?などの要素からの男心くすぐる空戦のストーリーもう要素的にはたまらん!!

※でも海を挟んで戦争すると、海戦か空戦ですね!!太平洋戦争もバトルオブブリテンも空戦がよく話題になりますしね!!

 

本作品では特徴的なのが機械の動力体系が、ガソリンではなく、水素電池(現代では燃料電池と呼ばれるのかな?)で飛行機が動いている・・・。これが物語の重要なファクターにもなるんですがある意味最先端!!

そして、この物語の私個人的で最大の要素「空戦!!」それもプロペラ機!!エリア88も空戦の話ですけどあちらはジェット戦闘機!!それでもって、こちらはプロペラ機!!なんかプロペラ機の方がロマンを感じるんですよね・・・。

いや、ジェットもいいんですよ!!好きですけどね・・・。

なんか、プロペラ機ってジェット違うロマンというか、空と一体になる感覚というか自由に空を飛んでいる感覚がより人間の感覚に近いものがあるように思うんですよね・・・。操縦したことないから知らんけど・・・。

自転車とバイクの違いというか、バイクから車という感じかな??この辺は運転したことがあるからなんとなくイメージできるんですが・・・。

そしてこの作品では、水上偵察機というまた、ニッチな機種が出てくるんですよ!!

複座水上偵察機なんで、WW2以降はないですしね・・・。

 

さて、作画自体は、綺麗さで感動するとか、背景が緻密というわけではないですが、空をテーマにした作品と、小説からの世界観としての登場人物の心情をうまく表現されている印象です。

特に女性側の主人公ファナの心情の変化はとてもいい感じに表情が描かれています。

それに、空戦!!飛行機の起動や躍動感は、戦闘機漫画の金字塔のエリア88とはまた違った良さがある作品です。

 

私のお勧めは小説、漫画、映画の順でご覧いただけると各作品の良さが存分に楽しめるのではないでしょうか?

小説は読んだことないんですけどね・・・。

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追悼 故 松本零士 氏

本日悲しいニュースが舞い込んだ!!

あの漫画家の松本零士先生が死去された。

私にしたら、日本の漫画界の重鎮、大御所という印象の先生である。

 

代表作は、「宇宙戦艦ヤマト」や「キャプテンハーロック」「銀河鉄道999」、これは、テレビシリーズについで度重なる映画化、そして最近も宇宙戦艦ヤマトは2199とかリメイクされ、日本を代表する作品を生み出した先生だし、その他も多くの作品を世に出してる。

 

私の印象では戦争や、アウトロー的な作品が多い感じで、それにSFの要素が合わさって

ロマンのある作品が印象的な素晴らしい作家さんですね。出てくる女性も印象的な人が多い!!森雪とか、メーテルとか・・・。

私の感じだと、その後の作品の宇宙船などにも多大な影響を与えた先生じゃないのかな・・・。

 

私のコレクションにも松本先生のかくれた名作と思う「ザ・コクピット」を文庫版で保有してます。

※これもアニメ化されている話もありますね。「成層圏気流」や「音速雷撃隊」はホント名作!!

詳細はまた、別途紹介させていただきますが、文庫版で全11巻、各話完結の戦記物短編集です。戦争のむなしさや、祖国やプライドを守る男たちの姿が描かれてます。

 

日本の漫画界に多大な影響を与えた巨匠の死を悼み、ご冥福をお祈りします。

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ザ・コクピット〔小学館文庫〕 (1) (小学館文庫 まA 21) | 松本 零士 |本 | 通販 | Amazon

【第32作】 生まれ変わってもまた私と結婚してくれますか? 著者:森永ミク

第32作目は、これまでの趣向を変えて!!こんな漫画も読むんです!!

「生まれ変わってもまた私と結婚してくれますか?」

 

タイトル長め!!最近ラノベとかではよくあるタイトル感ですが、読んで字のごとく!!恋愛モノ!!結婚!!いいなおっさんになってもまだ縁はないですな・・・。

 

おっさんの蔵書の中では、珍しい純愛ものの作品・・・。

※ 気持ち悪いと思った人!!あとでシバキします( ´艸`)

 

本作品との出会いは、突然現れたWebの広告欄で知った作品・・・。Web広告の術中にはまっている奴です・・・。最近の予想広告の性能って怖いなぁ・・・。

で、ちょっと読んでみようと途中からの試し読みしたら読み切りたいと思った作品で、早速本屋に行くがなかなか見つからない!!よくよく検索するとなんと女性漫画のエリアに・・・。購入時は結構恥ずかしかったな・・・。

 

この作品の最大の要素は、気持ちのいい家族の風景が心に沁みる話と、ところところで差し込まれる笑の要素!!

 

そして、キャラの作画が好み!!女性の主人公の薫は綺麗だけど天然で怪力、男性側の寅之助も実直というよりは素直でかっこいい、それに、その周辺の他のキャラクターも個性があって面白い!!

途中から読み始めたので、購入後気が付いたんですが、この作品の時代はちょうど戦前戦中!!九州地方の造園業者が舞台の作品で、戦中という事もあるが、少し悲しい話もあるしけれども、メインは家族愛や住込さんとの関係(一種の家族愛ですな・・・)

※最近は知らない人も多いと思うけどおっさんの子供のころはまだこの制度有ったよな・・・。実際には私は経験したことないから知らんけど・・・。

 

この作品で、基本的にはいい人しか出てこない!!みんな、それぞれにやさしくて、心の強い人(芯のしっかりした人)が出てきて、安心して読める心暖かくなる作品です。

話の中では、少し悲しいこともやっぱり家族であるとあるよね!!とか、戦争中なのでやっぱり・・・。というストーリーもあるけど、どんな困難な時代や状況でも歯を食いしばってでも生き抜く姿に心打たれます。

 

作画は、写実的ではないけれども、脳内補完しやすいシンプルな線で、スッキリとした印象の作画であっても、その表情などはとても感情豊かな作品です。

 

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【第31作】 ブレイクブレイド  著者:吉永裕ノ介

第31作目は 最近完結した 吉永氏のブレイクブレイド

この作品は、2006年から連載開始され、2022年11月に完結した作品足掛け16年!!長いけど、巻数は比較的少ない20巻!!

分類としてはロボット、戦争というジャンルですね。架空の世界観で、この世界観がとても特殊というか、とても綿密にというか独特の世界観が構築されています。

化石燃料を使わなくて魔力を動力源とする世界観でも、魔法のようなものはでてこない・・・。乗り物も、光源も、銃までも銃と言っていいのか・・・までも石英という鉱石の魔力を注入すると動いたり、光ったり熱を発したりするというもので、それ以外は、中世というか現代というか、そんな独特の世界観・・・。( ,,`・ω・´)ンンン?斬新!!

 

主人公は、そんな中で稀というか奇跡的に魔力を持たない人間として生まれてきた青年!!この世界魔力がないと生きていけないのよね。

※ 現実世界では、一人だけ石油や電気がない生活のようなもののようで・・・。

 

そんな青年が祖国と、隣国の旧友と戦争や友人たちとの関係の中で翻弄されていく作品、「能無し」と呼ばれ続けた青年は、魔力を持たないゆえに人々と少し異なる価値観を持って英雄として活躍する様は、少し個人的にはやきもきもしながら、楽しく読める作品です。

 

作画は、背景などはシンプルのひとこと、繊細な山の描写とかはなく、殺伐とした荒野というか砂漠のような世界観、住宅も家具もとてもシンプルで無駄なものは一切ないような世界観、緻密というよりは何度も言うがシンプル!!そのシンプルさのおかげで読みやすさもあり、なんといってもこの作品は女性陣が綺麗!!アッこれは私の好みか・・・。

でも美形の檀上がまぁ、きれいなこと。。。見ていて癒される・・・。

 

戦争物なので少しグロテスクな描写もありますが全体的には政治、軍事、人心などが設定された読み応えのある作品です。

噂では打ち切りになったとか、数々の伏線(戦争は?恋愛は?古代人との関係は?等々)が回収されずに終わった作品ではあるものの、読者に想像の余地を残すという戦略かもとおもえば、最終巻にある程度のところまで描かれていているので、物語としては読み切れる作品です。

 

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30作記念企画!!

なんとなーく、2021年5月頃に始めたブログが、だらだら続けてやっと30作品まで、投稿を増やすことが出来ました。

そして、ブログにアクセスしていただいた数も800回を超えました!!

つたない文章のブログを、コツコツ読んでいただきありがとうございます。

これからも、漫画作品をできるだけ紹介していきたいと思うので、よろしくお願いします。

 

さて、30作来たので久々の記念企画をしようと思い・・・。

最近の漫画で気になる作品(独自目線)を紹介という事で・・・。

まだあまり読み込んでいない作品も含めて、私の情報網でヒットした作品を紹介していきたいと思います。

漫画の情報収集も最近はWebのアフィリエイトや、漫画の無料試し読みができるので、Webが多くなってきたなと思う今日この頃!!でもやっぱりマンガ読むなら紙派ですけどね・・・。見開きとか臨場感が欲しい!!

昔ながらの書店の新刊コーターや棚をひたすら物色することと、中古ショップでひたすら物色するのも日課というか習慣になってますね・・・。

さて、本題に・・・。

 

獣上司に実は認められていた話(全2巻)

※ ラブコメ、仕事系

急にYouTubeの広告で発見した漫画で、無料試し読みで内容と画を確認!!

いや単純なストーリー展開だけど、獣人と人間の社会という奇抜な設定、そのうえであまり世界観に説明がなくともなんとなくわかる世界観、そんな特殊な設定の中でも人が見た目ではなく内面を見るという大切さを教えてくれる漫画と、さわりだけ読んだだけですがいい作品だなっと・・・。全二巻なのでもう連載は終わっているのかな・・・?

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大蛇に嫁いだ娘(既3巻)

※ 夫婦、人外

蛇が苦手!!見るだけでも嫌だ!!と思いつつ、本屋の新刊コーナーで試し読みを手に取った作品、女性と神と崇められる大蛇にいけにえ??嫁ぐという話、不器用な二人の新婚生活!!日本の田舎の村文化というか人間模様も描かれて、大蛇の過去とかも今後の展開が見どころの漫画です。蛇苦手だから買わないけど・・・。

[フシアシクモ]の大蛇に嫁いだ娘 (1) (ビームコミックス)

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薫る花は凛と咲く(既5巻)

※ 青春、恋愛

見た目不良のド底辺高校の高校生と、お嬢様学校の女子高生の交流!!

ああ、俺もこんな交流が!青春がしたかったな・・・。と思う甘酸っぱい感じの青春漫画!!

敵対関係というかいがみ合っている学校同士のなかでのロミオとジュリエットの状態、この後の恋愛展開と周りの同級生の関係にも注目の作品!!

そして、お嬢様感が全快の女の子がかわいらしい!!(変態ではないぞ・・・)

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ブルターニュ花嫁異聞(既1巻)

※ 陰謀、中世

中世フランスの紋章官!!紋章官とはまたニッチな分野が主人公!!

紋章官とは日本ではあまり聞きなれない職業ですが、日本にも家紋があるので、家紋を描く紋章上繪師が似たような職業かな・・・。

紋章師は絵柄を作成するのではなく、どちらかというと記録係のような存在かもと読み解きながら思う今日この頃、そんな紋章師が大きな陰謀に巻き込まれる物語

今後の発展に期待ですね!!

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夜は猫といっしょ(既4巻)

※ 猫、日常

猫を飼ったことのある人なら、「うんうんあるある」というシチュエーションの宝庫!!

ねこのツンデレと謎の生態、Twitterで話題になった漫画を書籍化してさらには短編アニメ化!!いや、ほんと犬派だったのに、猫もええなぁ・・・。

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しょせん他人事ですから(既3巻)

※ 職業、裁判

最後は、Webの広告で発見した漫画!!弁護士の作品は多々あるけれどこれはこれでお手続き関係も出てくるし、なおかつよくあるけど弁護士がひねくれている!!いや、ほんとこんな感じの弁護士いるのかな??と思うぐらいの奇抜な弁護士・・・。

でも本音はこうなんだろうなっと・・・。本音がタイトルになった作品!!

でもね、本音は本音でありすべてではないという点も気が付いてほしいな・・・。

[左藤真通, 富士屋カツヒト, 清水陽平]のしょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~ 1 (黒蜜コミックス)

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まだまだ、気になる作品はいっぱいありますが、今回はソロソロお開きに!!

【第30作】 モンテ・クリスト伯爵 原作:アレクサンドル・デュマ 画:森山絵凪

第30作目は モンテクリスト伯

 

最近は、ちょくちょく古本屋で見かけるようになってきましたモンテクリスト伯爵・・。

この作品は、フランス人作家のアレクサンドル・デュマ・ペールの「モンテクリスト伯」という小説が原作のコミカライズ版

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日本では「巌窟王」という題名で知られているかもしれないですね。

※本当かウソなのか、原作はフランスで実際にあった復讐劇を題材にしているとか・・・。

 

これまでも、ドラマや映画、漫画も数多く作られていた作品で原作自体は比較的有名な作品ですね。私は、巌窟王というとやっぱり、ジェラールドパルデュー主演の「巌窟王」のドラマですね。※子供ながらに面白かった!!

日本でも、最近ドラマで、現代版にリメイクされたものがディーンフジオカ氏主演で放映されてましてね・・・。

 

それにしても、フランス人って、「鉄仮面」も、「三銃士」も「巌窟王」も何とも政略や復讐劇とか好きだな・・・。

まぁ、そいう時代と言えばそういう時代なんですが・・・。

伯爵とか伯というのもこの作品の時代を表してる感じに一役買ってますね!!

現代日本人にはわかりにくいものの「公候伯子男」という爵位の一つで、「伯爵」はよく貴族を表現するためのアイコンとして使われますよね・・・。

※ 宮崎駿監督のカリオストロの城の貴族も伯爵だったよな・・・。ほかにも爵位には騎士伯とか、辺境伯とか各国の爵位の歴史によってもいろいろとあるようで・・・。「辺境伯とは・・・」別で書こう・・・。

 

さてさて、本作は、友人たちに謀略によってはめられて人生のどん底にいる主人公が、とある偶然から大金をGetして、その復讐を実行するというストーリーですが・・・。

※ あれ、偶然大金を入手して復讐するとかどこかのエリア88でも聞いたような・・・。

でも流石はフランス文学のベストセラー作品だけあって、復讐劇が単純な話ではなく、する方もされる方も、この感情表現が秀逸で、変化がまた人間臭いというかなんというか・・・。

主人公にも葛藤があったり、お金と権力や名誉といったもので人がいとも簡単に裏切ったり自己保身に走ったり、人間の汚い面がとても複雑に絡み合って表現されているところが面白い部分だと思うんだけど。。。

 

作画は、とても華やかで絵画の一遍を見ている様な雰囲気が、私の勝手なフランス感(煌びやかな感じ)を感じられ、また、人間の負の部分というか闇の部分が登場人物の表情によく表れている感じがします。ほんと人間が絶望した時の表情が秀逸!!

 

あとがきにもあるように、名作の長編小説を1冊の漫画に収録するというとてつもない編集と企画力、途中削除しすぎると作品の良さがなくなるし、と言っても一冊に抑えられてこのクオリティは名作に触れるいい機会になると思います。

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【第29作】 我が名は海師 著者:小森陽一

29作目は小森陽一氏の「我が名は海師」

ちょっと私の周りではマイナーと思われる作品です。

最近私のコレクションリストを見た同僚が、「この漫画なに?聞いたことない!!」と言われる始末・・・。

いやそんなこと言われれば、このブログで紹介すればいいんだよ!!と改めてこのブログの意義を意識しつつ!!本作品の紹介していきましょう。

 

タイトルにあるように、この作品は「海」が舞台の職業系の作品です。

日本は四方を海で囲まれているのですが、最近は造船とか海運とかあまり元気があるようには思えない状況ですが・・・※あくまでも個人的なイメージですけどね・・・。

やっぱり物流の世界でいちばんは海運なのかな??大きさや重量気にせずに量運べるし・・・。

※趣味で衛星打ち上げている、某武器商人も海運業の一族だったな・・・・。

 

私個人が海に関連するような仕事が身近ではないからかもしれませんが、とても新鮮な作品です。

さて、海の仕事というと、漁師、運輸、海上保安庁等いろいろと思いつくものがありますが、本作では、脇役中の脇役!!サルベージ業者がテーマの作品です。

サルベージ業者って??なに??と思った方!!そうですよね何の仕事ですか?と思う人も多い職業!!

※サルベージ屋とは、主に沈没船や座礁船の引き上げや、離岸作業を行う業者ですが、潜水作業を伴う海の作業全般を行うこともあるみたいです。

 

過去の出来事から家業であるサルベージ屋を恨んでいた主人公が悩みながらも家業を継いで成長していくストーリーですが、まぁ、作中でも疫病神と言われるぐらいいろいろと事故に巻き込まれていく展開・・・。

まぁ、漫画は事件や事故が起こらないとストーリー展開難しいですしね・・・。その辺りは漫画だしフィクションだし・・・

※ 万年小学生の某名探偵も一部では死神とさえ言われる始末・・・。個人的には何回夏休みとかクリスマスやってるんだろう・・・。と子供ながらに思いましたが、最近は「大人の事情」等便利な言葉を覚えました。

 

ある先品では超絶超人のように描かれる海上保安庁の潜水士が、赤子のように扱われるサルベージ屋として描かれているのも新鮮!!

 

さてサルベージって、本作を信じるとホント多額のお金が動くんだなって!!

傭船したり、許可とったり、博打みたいな派手な世界だけではなく地味な部分もちょこっと描かれていたり、最近の事故で話題となった深海からの引き揚げ作業についての手順が詳しく書かれていたり、して知らない世界が知れる作品!!

 

作画は、シンプルな中でも背景色をべた塗などで絶望感や深海暗さが表現されたり、躍動線を優雅な曲線で描き、水中の幻想的な動きが表現されているなっと思います。

船のアングルも水面からの船って「こんな感じか!!」と思うような遠近感で描かれていながら、実際の潜水士の視点や躍動感なのかな??

感情表現以外は線が少なく、はっきりとした作画で読みやすい印象です。

 

是非、お子さんとかにもこんな仕事があるんだと!!思っていただけるように手に取っていただけるといいかなっと思う作品です。

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【第28作】 ふたり鷹 著者:新谷かおる

28作目は 私のもう一つの趣味バイクを題材にした作品、新谷かおる先生の

ふたり鷹

 

新谷かおる先生の作品の紹介は、最初の投稿であるエリア88依頼の二回目!!

私の投稿でも初の同一作者の作品紹介ですね!!コレクションの中でも、同一作者の別作品はいろんな先生の作品を収蔵していますが、やはり、紹介のトップバッターは新谷かおる先生になったか・・・。

※ 他にも、かわぐちかいじ先生や、森薫先生、荒川弘先生、浦沢直樹先生等複数の作品を持っている作者は何名かおられるので、オイオイ紹介していきます。

 

さて、本作はこれまた少々古い作品で、1981年から1985年ごろに連載されていた作品で、日本がバブル全盛の時代に書かれた作品になるのかな・・・?

この時代ならではの華やかさがあり、これがバイク漫画を盛り上げている感がありますよね。私にとってはバブルって・・・。さらに社会の先輩諸氏の武勇伝(ネタ)の時代という認識んなんですけどね・・・。でも、やっぱりバイクとかモータースポーツってお金かかりますからね・・・。

※細々とリターンライダーやってますが、やっぱりお金がかかる・・・。

最近はコロナのおかげなのか、にわかにバイクがブームになり、また、物流の停滞や半導体不足なども重なり、バイクの高騰がえらいこっちゃ!!という状況です。

※新車も半年待ちならいい方で1年たっても納車されないとか・・・。

 

さて作品としては、バイクを中心にしたライバル青春もので、バイクレースを通して主人公の二人の鷹(同じ日に生まれた同姓の主人公!!)が切磋琢磨していく話を中心に恋愛模様などを描いた作品です。

 

流石の新谷かおる氏の作品だけあってメカの作画はホント緻密で躍動感もあり、バイクの疾走感がホント控えめに言ってサイコー

また、時代背景もあって出てくる単車がまたいいのよ!!ホント!!

今では旧車とか、プレミアムがついて高額になっている単車KAWASAKI FX とか、HONDA 1100R・・・。この時代に生まれたかった!!いや生まれてもボンビーには変わりがないので買えんのだが・・・。

 

そして、この先品の面白いのが、エリア88とは違い、ギャグ要素がふんだんというところ、シリアスな面もあるし、男くさい勝負面や恋愛面など多彩な面があるが、途中途中のギャグ要素がホントスコ !!

特に主人公の片方の沢渡鷹のお母さん、本当にいいキャラでらっしゃる!!ある意味肝っ玉カーちゃんであるが、息子を理解する母親、大人としての責任を教える面など主人公の成長に大きくかかわるオカンではあるが、破天荒な息子に負けないぐらいの肝っ玉を持ったオカン!!

 

バイクは作品に書かれているような格好いい面だけではないけれども、身近にバイクがない方にも、バイクがある生活ってちょっと楽しいかも!かっこいいかもと思っていいただけたり、ギャグ要素でクスっとしていただける作品だと思います。

 

[新谷 かおる]のふたり鷹1

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【第27作】 戦争は女の顔をしていない 原作:スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチ 画:小梅けいと

今回の作品は、紹介のタイミングを正直悩んだ作品です。でも戦争が発生した時代だからこそ、遠く離れた地域に住む我々も戦争について知らなければいけないと思う。

さて、27作目の今回はコミカライズ作品、

「戦争は女の顔をしていない」

コミカライズ作品と言ってもラノベとかではなく、原作は、2015年のノーベル文学賞受賞作家のスヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチ氏の同名作品こちらをコミカライズしたものが本作です。

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戦争は女の顔をしていない (岩波現代文庫) | スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ, 三浦 みどり |本 | 通販 | Amazon

舞台はWW2の独ソ戦!!史上最大最悪の犠牲者(一説では3000万人超と言われる)を出したという戦いの中で、参加した女性兵士の体験談を作品化したものです。

 

さて、独ソ戦のことを少し・・・。独ソ戦の呼称については、その立場から様々な呼称(ドイツでは東部戦線地理的なネーミング、ロシアでは大祖国戦争これは歴史的な呼び名、侵攻作戦名からバルバロッサ作戦)が表現されますが、本投稿では対戦した主要国の名前から独ソ戦という事で・・・。

独ソ戦は、1941年6月22日から、1945年のドイツの降伏まで続いた戦いで、それぞれのイデオロギーやその時の政治体制と双方の国が歴史的な独裁者に率いられていたことも関係してか、普通の人間が思いつく限りの悲劇が詰め込まれた戦場だったと・・・。まぁ、戦争は平時とはちがい有事なので、平時しか知らない私が想像できる範囲なんて知れているんですが・・・・。人がここまでひどいことが出来るのかと思うほどだとか・・。

映像作品の有名どころだと、「スターリングラード」とか、「ジェネレーションウォー」などがありますね。後は「炎628」(※こちらは非道な行為が克明に描写されているので個人的には視聴注意)ですね。

Amazon.co.jp: スターリングラード (字幕版)を観る | Prime Video

Amazon.co.jp: ジェネレーション・ウォー(字幕版)を観る | Prime Video

【視聴注意】

Amazon | 炎628 [DVD] | 映画

※個人的には、今のウクライナでもこんなことが起こっているのかもしれないなっと・・・。これから徐々に判明してくることだと思います・・・。

 

さて本作は、そんな時代のソ連軍に従軍した女性兵士達にスポットを当てて、インタビューした内容を文書化したもので、当時の現場がよくわかる資料という点の評価もあるかもしれません。

ソ連軍は、当時としてはとても珍しく戦闘職種への女性兵士の参加が多く行われており、歩兵、狙撃兵、パイロット、衛生兵、軍医等々、様々な職種に女性が配属されていたようです(映画でもよく表現されてますね)。本作では当時の戦場の生々しい生活や戦闘、女性ならではの感性で戦場の一時や戦友の心情が表現されて当時を知る一級資料のような作品です。それと、やはり実戦を経験した人の体験談を

 

画の方は、ソ連の大地の広大さや冷たさ、戦場の泥臭さ、血の匂いまでしてきそうでも、読みやすくきれいな作画である意味、戦場のリアリティと漫画としての読みやすさシンプルさがいい意味でバランスがとれている作品だと思います。

 

戦争を知らない幸せをかみしめながら、戦争を知るこれが平和につながることを願いつつ、皆さんにも手に取ってほしい作品です。

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【第26作】 スプリガン 原作:たかしげ宙 画:皆川亮二

さて、26作目は大人の人には懐かしい作品 たかしげ宙先生の

スプリガン

個人的には、1989年の作品なので、ど真ん中というよりは少し世代前の作品ですが、散髪屋とか、定食屋の本棚に合って読んだことのある記憶・・・

最近ではネットフリックスでリメイクされているそうで・・・。見てみたい・・・。でも、サブスクは財布が・・・。

とまぁ、連載当時のおじさん世代も、若者世代にもこれからは親しみの出るかもしれない作品

あっ、最近アニメ放送と併せてか、原作も再販されるという・・・・。オイ!!ブックオフで頑張ってそろえた私はどうなるんだ!!

 

まぁ、気を取り直して、「スプリガン」とは、別名妖精の国(独断が過ぎる!!)イングランドの妖精の一種!!宝の管理者という役割の妖精!!

※ ほかの作品では、イシツブテとかドワーフの様な姿のイメージでどちらというと、野暮ったい感じかな??

 

本作の主人公の役割(仕事?)を表すいい表現だ!!

本作の主人公は、日本の高校生の御神苗優が、古代のオーバーテクノロジーの遺物の監視や封印を行い、軍事利用を狙う世界の軍や諜報機関、個人の資本家などと戦うアクションもの!!その工作員という設定が中二病をくすぐる感じがいい作品です。

日本漫画界のインディージョーンズかな??鞭は使わないけどね!!

 

作品自体が1989年と冷戦後半の時期と、まだ軍事技術も今ほど電子化されていない時代の話で、作品自体のメインテーマが、オーバーテクノロジーと人間の業というものにフォーカスしたオカルトチックな要素もある作品です。

作品中には、SFやゲームでも出てくる伝説の素材や、冒険ものに出てくようなオーパーツ等が出てきて独自の解釈や説を割くようして物語に組み込まれていてさらに、物語の幅を広げてます。

※ オーパーツとは・・・。発見もしくは出土した時代や場所環境などとそぐわない遺物、製造不可能な技術で作られたもの、もしくは製造工程が不明なものなども含む場合がある。(例:水晶髑髏、クリスタルスカル

 

作画は、まぁ、80年代の作品なので、平成令和の漫画と違う味というか、手書き感がある作画であるにもかかわらず、ミリタリー、アクションというジャンルの中での動きや躍動感が感じられる作画で私的には特に蹴りの描写は、迫力がある作画です。

その他にも、登場する軍容赦や車、銃火器などは古さを感じるものの、今でも使用されているものもあり、あまり進化してないなっと思ったり、今でも使われている兵器は設計がすごかったんだなっと思える作品です。

 

是非、リメイク版のアニメと復刻版の漫画を手に取っていただけると・・・。

 

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【第25作】 ペリリュー外伝 著者:武田一義 ※連載中

さて、今回は 第8作で紹介したペリリューの外伝!!

 

外伝が出るとは!!そんなに反響があったんんだと一読者としては驚きです。

実話の戦争を題材にしてそんなに反響がるとは・・・。反響があったからの外伝、いや外伝があると、世界観が一層深まっていいんですよ!!

 

さて、この作品のおさらいとしては、太平洋戦争の激戦地ペリリュー島の戦いを題材にした漫画です。

ん?ペリリュー島ってどこ?声が聞こえてきそう・・・。

 

ここ!! ※ 赤ポチの位置!!いやわかりにくい

現在はパラオの一部となる南太平洋の島で、WW1のあとに国際連盟から、日本の委任統治領として管理されていた地域で、東洋一の飛行場と言われた滑走路があり、日本軍の一大拠点でした。

フィリピンの攻略を目指すマッカーサーはその橋頭保となるペリリュー島の攻略を目指すのですが・・・。という背景のお話・・・。

 

外伝は、メインの物語に登場した人物視点や主人公の戦後の短編集になっておりメインの物語を深めるいい要素になってます。

戦闘前のペリリュー島の様子や戦後の混乱期の雰囲気が感じられるように描いてあって、その時代を知る機会になるのではないでしょうか?

 

戦争と聞いて、残酷な描写もありますが、作画自体は2等身風のかわいらしいタッチで描かれているので、決してグロ系ではないので、読みやすいと思います。

 

短編集なので、外伝からでも読めると思うのでぜひ手に取ってみていただければと思います。

1巻ってことは外伝もしばらく続くのかな??

[武田一義, 平塚柾緒(太平洋戦争研究会)]のペリリュー ―外伝― 1 ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ (ヤングアニマルコミックス)

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【第24作】 へんなものみっけ 著者:早良朋 ※連載中

第24作目は 早良朋先生「へんなものみっけ」

この先品は、職業系の漫画で、これまた珍しい、博物館の学芸員や事務員が中心のお話・・・。学芸員だけではなく、事務員や研究員視点も出てくるので、漫画で自分の知らないというか違う世界を見るのは、私の漫画を読む一つの楽しみだと思うんですよね!!

 

さて、そもそも学芸員って・・・なに??という方に(私もですが・・・)

博物館資料の収集,保管,展示及び調査研究その他これと関連する事業を行う「博物館法」に定められた,博物館におかれる専門的職員です。

学芸員について | 文化庁 (出典:文化庁Web)

※ほかにも学芸員補ってのがあるらしい・・・。

 

主人公は、出納部門(経理関連)にいる地方公務員からの出向で博物館の事務員へ・・・。出向って懐かしいな!!(アッ、個人的な経験で・・・。)

そして、博物館の事務員とか!!給与はともかく職種としては、個人的にはうらやましい!!

 

主人公は、経理としては優秀で、気が利くが影が薄い・・・公務員の薄井クン。まぁ、ありきたりな名前設定ですな・・・。

もう一人の主人公であり、博物館の研究者(先生)である、清棲先生・・・。

まぁ、この先生!!個性的・・・というか私の経験上、研究者って個性的ですよね・・・。特に、自然科学系の先生って知的好奇心に貪欲というか、純粋というか・・・。行動も奇抜だし・・・。うんこ拾ったり、ムカデを捕まえてタッパーに入れたり・・・。でも楽しいんですよ!!大学生で研究室にいた頃が懐かしい!!

※ アッ私も自然科社会学系の大学だったんでフィールドワークとか懐かしい!!

 

この作品では、日頃意識したことのない博物館などの研究施設の意義や目的を考えるきっかけを与えてくれる作品です。

普通、博物館などは休日に行く場所、小学校の時に社会見学で行ったことがある程度という人が多く、まぁ、なんか展示しているところ、とか展示物も変わらずなんでこんなのあるんだろうとか・・・。思う人が大多数だと・・・・。、あぁ。博物館だけでなく水族館や動物園も同じこと言われちゃうのがまぁまぁあるんですけどね・・・。

※ 私は大学もそうですが、博物館好きだし、その活動意義も大学で学び少しぐらいはお手伝いもしていたので身に染みて大切さを実感しているんですが・・・。好きだしね!!

 

でも、本作では無用の長物と思われることの多い博物館の裏側というか運営側の想いとか、日々の活動とかが垣間見れる作品です。博物館って、個人的には、一握りの研究者が働く場所というイメージだったんですけど、ここで注目は、コレクションマネージャー!!そう、日本の研究施設にはこんな役割の人が少ないんですよ、というより、出向とか間に合わせで賄うっていう風潮があるけど、海外ではプロの仕事と表現されてる!!この違いを取り上げるなんてなんてこの作者すごい!!

 

作画は、少女漫画的な優しい感じの線と背景、博物館に収蔵されているアイテムから、世界が広がるという表現がとても素敵な描かれ方をしている作品です。

 

是非、日頃みえない世界に踏み込む機会として作品を手に取っていただけると嬉しいな!!

 

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【第23作】 紛争でしたら八田まで  著者:田素弘 ※連載中

第23作は、田素弘先生の「紛争なら八田まで」

[田素弘]の紛争でしたら八田まで(1) (モーニングコミックス)

最近一部で話題と思われる本作!!あのゴルゴ13の作者も絶賛という帯もついていた本作

日本ではあまり馴染みのない学問の地政学を題材にした作品で、主人公である八田チセが、地政学コンサルタント??として、様々なクライアントの抱えるトラブルに対応していく作品です。

 

地政学、まぁ、今の日本では勉強している人も知っている人も少ない感じがしますが・・・。

地政学とは、様々な説明や定義がなされているようで正解が分からん!!というのが本音ですが、一般的には国際政治や戦争や歴史的な経緯を地理的な視点を重視してこうさつする学問で、地理的な要因を主軸に、政治的な考察を行う感じ・・・。

代表的なのが、ロシアの南進政策(不凍港確保・・・)や、島国の海洋国家とか・・・。

その学問の歴史的経緯から、ナチスドイツがプロパガンダなどに利用したりしたためか、忌避される場合もあるようで、確かに、民族的な考えや、地理的要因だけで、すべての考え方を主張するのは危険な因子を含んでいると理解も必要だと思う。

ただし国際問題の原因を考えるうえで、必要な学問である。んんん特にいまの情勢下では、ニュースを理解するためにも必要かも・・・。

 

さて脱線はこのぐらいで、この漫画はそのとても日本では一般的とは言えない学問を主体に、トラブル解決系の漫画として、武力ではなく、地政学と交渉によってトラブルを解決する漫画ですが、まぁ、設定が地政学コンサルタントという怪しいコンサル業!!

そのおかげで世界各地が舞台になるので、様々なトラブルとその地の歴史なんかも紹介されて、一つの知識吸収として読むのもいいと思います。最近話題のウクライナとか、イギリスの失業問題とかインドのカースト制度等ホント多種にわたって取り扱ってくれるからなお、うれしいですね!!

 

この先品「地政学地政学」と紹介しましたが、問題解決のためには地政学だけでなく、地理的要因からの民族や歴史的な背景や経緯、宗教、経済、文化なども考慮して解決しておりだから、作中で「チセイ」なのかな???

 

日本では分からないというか想像もできなう文化や風習や、そして、食文化!!

※主人公が大食漢で現地の食事シーンが必ずある!!これ、いいアクセントちょっと個人的には食べたくないものもありますけど・・・

 

作画は、緻密とは程遠い感じのある意味ラフな感じの作風ですが、要所要所に差し込まれる風景は現実の世界を模写したような感じで、旅行先の写真を見てる不思議な感覚にとらわれます。

 

この作品を読んで、社会勉強とディープな世界旅行の疑似体験を・・・。

 

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