【第33作目】 とある飛空士への追憶 原作:犬村小六 画:小川麻衣子
第33作目は 「とある飛空士への追憶」
犬村氏の同名ライトノベルが原作のコミカライズ版!!巷では「とある飛空士・・・シリーズ」とでもいうのですかね!!「追憶」「恋歌」「誓約」とかできれば全部映像化してほしい・・・・。頼む制作会社さん!!
(「とあるシリーズ」だとほかの作品と混同しそう・・・。)
【原作URL】
私は同名のアニメ映画から入った口なので、原作は読んでないんですがね・・・。
映画がよかったんですよ!!
※ネットでの映画の評価は分かれるんですけどね・・・。私は好きですよ!!
独自の世界観!!設定が斬新で海洋中心の世界に、現実世界の一昔前の西洋と東洋に近い関係性の神聖レバーム皇国と帝政天ツ上の戦争(中央海戦争)や、人種差別(混血)、身分違いの恋?などの要素からの男心くすぐる空戦のストーリーもう要素的にはたまらん!!
※でも海を挟んで戦争すると、海戦か空戦ですね!!太平洋戦争もバトルオブブリテンも空戦がよく話題になりますしね!!
本作品では特徴的なのが機械の動力体系が、ガソリンではなく、水素電池(現代では燃料電池と呼ばれるのかな?)で飛行機が動いている・・・。これが物語の重要なファクターにもなるんですがある意味最先端!!
そして、この物語の私個人的で最大の要素「空戦!!」それもプロペラ機!!エリア88も空戦の話ですけどあちらはジェット戦闘機!!それでもって、こちらはプロペラ機!!なんかプロペラ機の方がロマンを感じるんですよね・・・。
いや、ジェットもいいんですよ!!好きですけどね・・・。
なんか、プロペラ機ってジェット違うロマンというか、空と一体になる感覚というか自由に空を飛んでいる感覚がより人間の感覚に近いものがあるように思うんですよね・・・。操縦したことないから知らんけど・・・。
自転車とバイクの違いというか、バイクから車という感じかな??この辺は運転したことがあるからなんとなくイメージできるんですが・・・。
そしてこの作品では、水上偵察機というまた、ニッチな機種が出てくるんですよ!!
複座水上偵察機なんで、WW2以降はないですしね・・・。
さて、作画自体は、綺麗さで感動するとか、背景が緻密というわけではないですが、空をテーマにした作品と、小説からの世界観としての登場人物の心情をうまく表現されている印象です。
特に女性側の主人公ファナの心情の変化はとてもいい感じに表情が描かれています。
それに、空戦!!飛行機の起動や躍動感は、戦闘機漫画の金字塔のエリア88とはまた違った良さがある作品です。
私のお勧めは小説、漫画、映画の順でご覧いただけると各作品の良さが存分に楽しめるのではないでしょうか?
小説は読んだことないんですけどね・・・。