【第9作】 邪眼は月輪に飛ぶ 著者:藤田 和日郎
9作目は 邪眼は月輪に飛ぶ
著者は 藤田 和日郎先生
んんん、正直よく知らん先生ですね・・・。
なんせこの作品、1巻単発もの!!
ジャンルとしてはホラーに当たるのかな?山岳信仰の神様みたいなもの???
若干の日本文化、そても現在ではあまり見られなくなった地方土着の信仰に近いものが設定になっているような・・・。
話の始まりは山間部の話なので、狩猟(マタギ)の文化が少し感じられます。
マタギって、伝説(物語)になりやすい職業ナンバーワン!!(いや結構独断です・・・。)
でもやっぱりマタギって、歴史の長い職業ですよね。。。古代のころからあり、今でもある息の長い職業ですよね、
その上、山間部の職業であり自然と信仰とともに生きているイメージ!!
この作品の主人公も、頑固なマタギのお爺さんと土着の信仰(神道なのかなぁ?祈祷師?)の少女のの親子、そして、日本の怪物を追うアメリカから来た軍人とのコミカルでシリアスなやり取りが1巻なのでテンポよく進行します。
軍の絆、親子や夫婦の情といったものが描かれた作品です。
※ ホラー作品の中では、珍しい?怪物側の感情も描かれてます。
また、画の方はホラー作品に似合う少し暗め(色彩黒多し)イメージの作画で、ホラー的な要素が醸し出されてます。
単巻ですが、起承転結そろったバランスのいい作品と思います。